【体験】セルフでニードルピアッシング

体験記

ピアスのお話。


約10年前、高校を卒業して厳しい校則から放たれて憧れていたピアスを開けようとした時のこと。ピアッサーが主流の中、あのホッチキスのような ガシャン!の音が怖くて私はニードルなるものを選択。自分なりに調べて、皮膚を押しつぶすピアッサーより皮膚を裂いて穴を開けるニードルが綺麗なホールができるとのこと。通販サイトで検索すると ニードル安い! 安いもの大好きな10代の私はピアスを病院でお金を払って開けてもらうなんて毛頭なかった。この価格が勇気のない私を後押しした。

それからもう一つの理由として、ピアッサーのセットされたファーストピアスを見て、これで貫通させるなんて・・・と先端の丸さに今見ても私は恐怖が増すからだ。それに比べ先端の鋭さは最高のニードル。これなら大丈夫!というのは人とずれているのかもしれない。

何回も動画を見て予習し、それでも勇気が出ない私。友だちに電話をして繋いだまま開けることに。

ニードル・ファーストピアス(医療用サージカルステンレス)・オロナイン(軟膏)・消しゴム・マキロン・ティッシュ・保冷剤・ペン を用意して、耳たぶをマキロンをつけたティッシュで消毒。開けたい位置にペンでマーキング。消しゴムをマキロンで消毒し準備OK。

滅菌されたニードルを取り出す。オロナインの中へ刺すように入れると、ニードルの空洞へもオロナインが入っていく。この時持つ所を確保するのを忘れずに。全部を軟膏をつけてしまうと手が滑って開けにくいので。

オロナインに突き刺したまま、耳たぶを保冷剤で冷やす。ガンガンに。冷たくて痛いくらいになると感度がにぶくなっているのですかさずニードルに持ち替えて(この時耳たぶの裏には消しゴムを当てると開けやすい)マーキングした位置へ先端を床と平行に押し当てる。

以外にもすぐに人間穴が開くんだなーなんて思いつつ、まっすぐ!を意識して ぐーっと押し込む。プチプチッ、ピシピシッのような裂ける音をダイレクトに聞きながら進ませていく。耳たぶの半分くらいで急に我に返り、痛い!!え、もう無理。とプチパニックになり手が震える。

電話口の友だちに落ち着かせてもらいなんとか切り替え、もう一度押し進める。ちょっと力がいったがなんとか後ろの消しゴムまで到達。消しゴムを取って、あとは刺さないように気をつけて二本の指で耳たぶを後ろから支える感じで。そのままニードルはぐーっと押し込んで貫通させ抜ききってしまわないと終わらない。不器用なものでここまでにも時間がかかり痛い。すーっとスムーズに行くと楽なのだが・・・とりあえずなんとか残り5mmのところにまできたので、ファーストピアスをニードルの穴に差し込むようにあてがう(ニードルに延長する感じで)。そのまま押し込みファーストピアスまで進めていく。

ニードルが抜け落ち、ファーストピアスが装置される。

あとはキャッチをつければ完成。

ニードルはまだ使えそうな気はするが、1回につき1個の使用なので開けるホール分の購入を。

出血は消しゴムに点の血が着く程度。痛みも耐えられる痛さで鈍痛。私の場合怖さで痛みが増したように思う。


こんな感じでなんとか自分で開けることができました。

一応ですが、ピアッシングは医療行為なので、すべて自己責任です。前記事にも書きましたが、セルフと病院の両方でピアッシングを行いましたが、もし、この先娘がピアスを開けたいと言ったら 病院に行って開けなさい、と言います(娘はいませんがw)。

病院でのピアッシングについても書いていますのでぜひ

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